一閑張り工房  ひろこさん家

私…ボーッとしてるんですかね、性格的に。

久々に生徒さんが重なって賑やかだった日。「見学だけいいですか？」と電話を受けました。「何をご覧になりますか？」「作品を見たいです」「今日なら丁度生徒さんもいらしてますよ」で、即いらっしゃいました。

店頭にある私の一閑張りのかごバッグを見て「帯のありますか？」「帯を張るとシワになるんだけど…シワになってませんね」とか。丁度居合わせた生徒さんが「先生が張るのはシワになりませんよ」と口を挟んでくださって。更には「持ち手はバイアスですか？」「あれは何を張ってるんですか？」「下張りは何回ですか？」云々と。なんだ、一閑張りやってるんじゃない！

私は一閑張りをやりたい人、教室に来ることを検討している人だと勘違いしたんです。まさか私の作品を見て、張り方を訊いて帰ってしまうなんて。もちろん途中から答えも加減しました。「また来ます」って。は？いやいや、お断りですよ。

「何しに来たの？」「何を見て来たの？」「教えちゃダメよ」と、様子を見ていた生徒さんたちに言われて、そうだよね！でした。うちは教室をしています。料金をいただいて指導しています。生徒さんには私がその時点で教えられる全てを教えています。が、部外者に簡単に教えられる訳じゃありません。

失礼ですよね。私にも生徒さんたちにも。モヤモヤしているので、ここに記しました。もしこのホームページを見ていらしたなら、よく考えてみてください。２回目はありません。

今日はこれを張りました。黒猫さんも見ていますよ。