昨日、小雨が降る日暮れ時のこと。
ひろこさん家の入口に桜色の傘をさしたお婆ちゃん。
え?誰?何?と思ったら、近所のお婆ちゃん。
「今朝お赤飯蒸かしたから食べて」と。
「お赤飯?今日は何ですか?」と訊くと
「何でもないよ。うちはよく蒸かすの」
確か、愛子様がお産まれになった日にも戴きましたよ。
祭りの日にうちの孫がお婆ちゃんのひ孫さんに水ヨーヨーをあげたんだって。凄く喜んで帰ったって。だから孫にも分けてみんなで戴きますと。暫しの立ち話。
「長谷川さん頑張ってるねぇ」
と一閑張りの話になり、かごバッグを手に取って
「あら、こういうのも作ってんの?」と小物を見る。
「これくらいのはテーブルに置いてもいいよねぇ」
(あら、気が利かなくてすみません)
「良かったらひとつ持って行ってくださいよ」
手にしていた小さな籠をプレゼントしようとしたら
「だったら私はこっちがいいかな、赤いの」
横に置いてあった物と比べてる。
結構念入りに…( ´艸`)
「やっぱりこれの方が何入れても合うかな」
「はい、じゃそれどうぞ。お赤飯のお礼です」
「何だか、貰っちゃって悪いねぇ」
「いえいえ、こちらこそご馳走様です」
桜色の傘をさして帰って行く後ろ姿を見送りました。
可愛いお婆ちゃん、しっかりしてます(笑)